Nao_Chang’s diary

この出会い 幸か不幸か

三人目のあなた

三人目のあなた

私は、17歳

 

友達の友達だったあなた。

 

あなたは

滅多に笑わない、いつもどこか

遠くを見つめている謎の多い人

 

学校に行くふりをして図書館で

勉強している、不登校のあなたと

教室へ行くふりして保健室で

泣いている、保健室登校の私

 

通ずるものがあって

惹かれるのは早かった。

 

どんな欠点があっても笑って許せる

くらいあなたには惚れていて。

実際、笑って許していたことがある。

 

あなたには、私以外の浮気相手が

いて、付き合った途中に知った。

知ったときには既にだいすきで、

別れるには遅すぎた。

 

浮気相手も含めて私が一番に

なろう、そう決意した。

 

その年のバレンタインの日

その日の夕方までは、私と過ごして

くれていたあなただったのに、

夜には私の元から消えた。

 

行かないでって言いたかったけど

あなたにとっての一番に

なれなかった私のせいだから

止められなかった。

 

バレンタインの、次の日

あなたは、昨日もらったであろう

品物を私の目の前で広げている。

 

 つらいと思ったことは

何回もあった、けど泣いたり

私の気持ちを伝えると

あなたを困らせるから。

絶対にしなかった。

 

あなたとの結末は、

あなたから切り出された別れ話

 

自分が一番目でないと知っても

嫌いになれなくて

それくらい好きになれた人と

出逢えて良かったと今では思う

 

あなたが好きだった TUBE 。

今では私も好きなTUBE 。

 バレンタインの時期になると

今でも不安定になる私。

バレンタイン近くにTUBE を

聞くと泣くかもしれない私。

 

17歳の三月を境に私は、壊れた

そんな気がする。